2006年 西陣叶屋の始まりは、「西陣まるこや」を引き継いだことに始まります 宿の権利、物件賃貸契約の名義変更 消防署の許可証を名義変更、保健所の許可証名義変更 そのすべてを100万円で譲りますとのことだったので、100万円支払いました |
しかし → |
消防署の許可証および、保健所の許可証に 名義変更の定めは法律上ございません 経営者が変わると、すべて再検査最認証が必要となります 私も勉強不足でした 物件の賃貸契約ももちろん、住む人が変わるのだから契約もやり直しです (物件の契約には80万かかりました) しかし100万円払った相手が、「どんなに頭下げても名義変更をお願いする」 というので、対価に見合うだけの権利が手に入ると思っていました 実際は、100万円払ってから知らん顔です 私は何に100万円払ったのでしょう? 存在しない権利に100万円を払ってしまいました 後日このことで相談すると、先方の連れて来た人に恫喝されて 一方的な誓約書を書かされてしまいました こんな詐欺を働く人を大ファンと公言するバンドネオン演奏者の小川さん 最後にお会いしたのは2006年のライブでしたね あの日実は西陣まるこや旧経営者と 西陣まるこやを一緒にお掃除する約束をしていました しかし朝から全く電話が繋がらず、なのに小川さんのライブ会場には顔を出しており、びっくりとがっかりと頭の整理ができませんでした 嘘の権利を100万円で売り、約束すら守らない まるこやにあざ笑われているようでした お陰で埃が2cm積もった、ほぼ何年も掃除されていない床などを一人で掃除しましたよ 自分の宿を持つチャンスを下さったことには感謝しますが お金を騙しとられたことの印象しか残っておりません |
2016年 お宿を取り巻く状況が変わり、当初の理念では経営が継続出来ないと感じ 閉店を決めた2016年夏 せっかくなのでどなたかに引き継いでもらえれば幸いとおもい何人かに声をかけていました そのなかで「どうしてもやりたい」という方が現れ、お譲りしました 一から始めるのはいろいろ大変ですし、経営が安定化するまで資金の面も不安になります そのため まるこや引き継ぎの時のような権利金不要 物件を借りる際の敷金礼金保証金(80万円)をこちらで持つ ということにし、自己資金ゼロで始められるように取り計らいました 「せっかくの西陣叶屋を閉めるのはもったいないので、大事に続けて行きます」 とのことだったので、資金不足で短命になるよりも、資金面で余裕を持たせて出来るだけ長く延命してもらえればよいとおもっていました |
しかし
→
|
引き継ぎが終わった2016年10月 いくつかの打ち合わせ事、約束事がありましたが 軒並み 「そんなこと覚えていませんよ」 「忘れました」 話し合いのノートは? 「見つかりません」 と反故にされてしまいました せっかく引き継いで下さる方なので 全面的に信用していたので敢えてこちらで記録は取っていませんでした そこを見事に突かれお互いの発言も打ち合わせもなかったことに 「早く出て行ってほしい」 「叶屋の要素を全部排除したいんですよね」 ある日を境に建物内には一切入れなくなり 叶屋の旧お客様も来てほしくない 予約サイトのやり取りはどうやっているのかわからないけれど facebookに届いた10件ほどの予約問合せも放置 など、叶屋の評価を貶してばかり (経営上のアドバイスは一切不要とのことですので) 体よくタダで叶屋を乗っ取られてしまいました そして2017年2月3日 叶屋を別の名前に変えられましたので こうして終了宣言をしたわけです 今思えばあの時の、続けます、やります、教えて下さい、お願いします、使います等の返事はすべて嘘だったのかもしれないと思えて来ます 思えて来ます、というのでは具体性に欠けるので ゴミの中から私宛の郵便物を発掘したり 私の引っ越し荷物から窃盗を行ったり... 実質的な被害も経験しております 引き継ぎもあったので大々的に終了宣言できなくて、多くの皆様に充分なお礼を言えなかったことが残念で申し訳なく思います |
ただ安いというだけで終わらせたくないと思っています 安いからといって、すさんだ環境は提供したくありません ドミトリーは、共同生活型の低価格な宿です(ドミトリー = 英語で寮という意味) お互いがルールを守りさえすれば、これほど低価格で過ごしやすい方法はありません (西陣叶屋はその小ささから、田舎の家にホームステイしているみたいとよく言われます) ホテルともペンションとも違う価値観で、旅を新しいものにしてみてください お泊まりいただくのは これまで通りすがりでしかなかった京都の来訪者に もっと違った京都を知っていただく場所 キッチンでの自炊をしながら、お部屋やリビングでたまたま同じ日に 旅をしている人と会話を交わし同じ部屋で寝ること 宿から一歩足を踏み出すと そこには日常とかけ離れた京都の風景が広ります。 いつもと同じようでいて、いつもとは違う経験が このドミトリー滞在を通して始まります。 同時に、ドミトリーは 素泊まりで旅を気軽なものにしてしまうには必要不可欠な存在 今まで行ってみたかった場所でも、旅の予算が抑えられるなら 現実的に「行ってみようかな?」と 新たな旅の潜在需要を喚起する存在だと考えています。 遠くに行ったのだから日常を忘れて 贅沢したいというのが旅という考えの人も多いことでしょう 西陣叶屋が提案しているのは、仮住まいの感覚で 「自分の時間で旅を満喫する場所」といったところでしょうか? “京都の旅は安くて楽しい” そういう認識を多くの人に持ってもらいたいと思います いつでも足を運べる場所としての京都... そして、いつでも帰って来られるドミトリーを守っていきたいです ドミトリーだからこそ、新しい旅の体験が出来るというものです 贅沢なサービスはできませんが「日常との境目のなさ」が 西陣叶屋にに出来る充分なサービスと捉えています。 ドミトリーを通して人間とのふれあい、信頼関係を 見つめ直すというのもいかがでしょう? もちろん、はじめてドミトリーを体験される方は不安がつきものです だからといって、無理矢理ルールを押し付けるつもりはありません 一人一人の不安や相談には耳を傾けてそれぞれに対応しております 気軽な京都旅を普及させるのが使命ですから 皆さんの不安を笑顔に変えていきたいです☆ ★おまけ・・・★ 私もドミトリーをよく知らずにはじめたのですが、 世界的にみても、酒やタバコ臭くてガヤガヤとうるさいのが標準的なドミトリーだよと 泊まりに来てくれた世界中の旅行客に教えられました(笑) 西陣叶屋は、店主が酒もタバコもしないものですから 酒やタバコをしない人の基準で宿ができているみたいです (お酒は制限していませんが、酩酊しないでくださいね) そして、昔の町並みが続く住宅地にあるのでとても静かです その静寂を邪魔するような騒音も起こしたくありません 女性のお客様が大変多い宿なのですが、そういった点が安心して泊まっていただける 要素なのかなと思うと、大変誇りに思います 安いから誰でもいいというのではなく、安いからこそ秩序を守らなければいけない その辺を念頭に置いて自分なりの価値観で他にはない場所を作っていきたいです☆ そしてここは○ストハウスではなく、ドミトリーです 宿の定義がすごく難しいけど >_<; ★西陣叶屋オーナーからひとこと★ よく聞かれる質問が 「なんでこの宿はじめたの?」 というものです... その昔京都旅行をするには交通費もさることながら、宿泊費がものすごく高く 簡単に旅行できる場所ではありませんでした その結果、国内旅行よりも安く出かけられる海外旅行を選ぶ人が多くなりました 個人的に考えて京都は、日本古来の日本らしさをまだ残しているとおもいます 日本人にこそ、そういう日本をちゃんと知ってほしいですし 国内の情緒もすてたもんではないと感じてほしいです そのためには、もっと気軽に京都に来てもらえる環境を提供しなければと決意し、 安宿という形態の宿を開設するに至りました 失われていく日本の文化、風景、情緒を一日でも長く残していきたい 残していくためには知ってもらうこと、体験してもらうことが一番なんじゃないでしょうか? そういう使命を持って皆様をお迎えしたいです |